元和元年(1615)、現在地に大室良奕大和尚を開山として寺院としての形式が整えられた。本尊は、釈迦如来坐像。
江戸幕府の寺檀制度 (檀家制度)成立より前から現在に至るまで、鶴見区の矢向、江ヶ崎、川崎市の小倉の人々の安らぎの場所となっている。
曹洞宗は禅宗の一つで、鎌倉時代に道元禅師 (1200~1253)によって伝えられた。
お釈迦(しゃか)様が悟りを開いて「ほとけ」(仏陀・ブッダ・目覚めた人)となったきっかけは坐禅である。すなわち、お釈迦様の教え、そして禅宗の祖師たちの教えの根底は坐禅を土台にしており、坐禅に参じ、そしてそこから自らの生活を見つめてとりくむことで、安らかでおだやかな日々を感じ、人間として生まれてきたこの世に価値を見出いだしていこうという精神。